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嵐の前の静けさ、バブルは寝て待て - モンゴル株式市場の見通し


嵐の前の静けさ, バブルは寝て待て ~ 
         モンゴル株式市場


結論をまず書きます。

モンゴル株は、今後数年以内に大暴騰を演じるであろうというのが私の今回の訪問で感じた結論です。

正確なタイミングは分かりませんが、その転換期が実はそう遠くはないと思っています。

モンゴルの株式市場は、2007年にたったの9カ月の間でインデックスは7倍に上昇しました。7倍ですよ、7割ではありません。 

米フィデリティのフラッグシップファンドであるマジェランファンドのピーターリンチが、テン・バガー(十倍になる銘柄)の事を書いていますが、モンゴルは個別銘柄ではなくモンゴルという国のインデックスがセブン・バガーとなったのです。 インデックスが7倍ですから、同期間で個別銘柄で20倍以上値上がりした銘柄もあります。

一体何が起きたのでしょう?

銅価格に代表される資源価格の上昇がきっかけです。
資源価格の上昇がきっかけとなり、モンゴルという国が投資家に発掘されて国のファンダメンタル魅力が再評価されたのです。

ただし、一年以内に株式市場が7倍も上昇するのは明らかにバブルであり、その後きちんとバブルははじける事となりました。

では、今後どうなるのかなのですが、これからモンゴル国のファンダメンタルにサポートされた本格的な大相場がやってくると思います。

この大相場は、前回の7倍の上昇相場をはるかに超えるブルマーケットだと思います。

その鍵は、OTとIvanhoeの関係に秘められています。

OTとはOyu Tolgoiというモンゴル南ゴビ砂漠にある世界最大級の銅、金の鉱山の事です。
中国との国境から80キロの所に位置し、銅の埋蔵量は3600万トン、また4500万オンスの金が埋まっているといわれている鉱山です。

モンゴルは資源大国なのですが、その資源を開発する資金力がありません。
そこで海外の資源会社に技術的な援助を求め、現在OT鉱山の開発を行っているのがカナダのIvanhoe社です。
但し、いまだにモンゴル政府とIvanhoe社との間では、投資の関する合意が締結されていません。 
Ivanhoe社は2003年からモンゴル政府に合意の締結を求めているのにも関わらずです。 
何故でしょう。 これは以前海外の企業とモンゴルの資源の採掘に関し、モンゴルにとって大変不利な条件で合意が結ばれた為、今回のIvanhoe社との契約についても大変慎重になっているのです。 

これは国を挙げて問題になりました。大事な国の資産を外国企業に売るべきでないと。

ただ、前回の資源価格の上昇のおかげで、モンゴルの財政状態も2005年から大幅に改善しましたが、資源価格の下落の後2008年には財政収支も赤字に転落してしまいました。 

そうなると今まで強気であったモンゴルの議会も、国の資源を守れ! なんて言うだけではやっていけなくなりました。 奇麗ごとも大事なのですが、背に腹は代えられません。

我々も奇麗事だけでは生きていけませんし、それは国とて同じ事です。 
国が貧乏になると不満を持つ国民が増えていきます。 
不満を持った国民は結局政治家に不満を持ちます。
そうすると気持ち的には嫌だけれど、国にお金が入ってこないと国が持ちません。 

そんな中モンゴル国内で7月17日に大きな進展がありました。
いままでコンセンサスに至ることができなかったモンゴル議会が、モンゴルの内閣にIvanhoeとの合意の決定権を与える事に決めたのです。 

これはどういうことでしょう。
単純です。

76名の議員が決めるより、資源省の大臣ほか10名以内のメンバーで決めた方が話がまとまり易いということです。
要は、早くIvanhoeとの合意を締結して、銅や金を掘り始め、海外に輸出し現金化しましょうという事です。

Ivanhoe社はモンゴル政府との合意の暁には、毎年平均50万トンの銅、35万オンスの金の生産が可能だと見ています。 これはどういう意味を持つのでしょう?

Oyu Tolgoi鉱山からの銅、金の輸出額だけで平均1年間で15億ドルといわれています。
ちなみに2008年のモンゴルのGDPは約30億ドルです。
GDPの半分に相当する銅、金が輸出されるようになるのです。

また、雇用は毎年10%伸び、GDPは毎年平均34%伸びると見られています。
GDPが毎年34%伸びる国なんて、まずありえないでしょう。
生産のピーク時には1年間でGDPは95%上昇という予想です。

モンゴルとIvanhoe社との間で合意がなされた後も当然問題はあります。

資金です。

先に来日したモンゴルのバヤル首相は、
国内鉱物資源開発の為今後5年間で、海外から250億ドル(2兆3400億円)の投資が必要であり、「日本のような環境に配慮する技術を持つ国の投資が重要だ」と語っています。 日本が投資するか否かは別にして(するべきだと思いますが)、最終的には資源を必要としている中国の国営企業が出てくるのでしょう。 

中国の近年の南米、アフリカでの資源企業の買収のパターンを見ていると、
中国の隣国であるモンゴルで大規模の投資をしても何の不思議でもありません。 

ごくごく自然に思えます。 

掘った銅や金を運ぶインフラが必要です。
鉄道、道路の設備が必要です。波及効果は測り知れません。 
日本政府の円借款で、3600メートルの滑走路を持つ新しい空港も数年後にできる予定になっています。今の空港は、滑走路南側が山に囲まれており、航空機離着陸が北でのみ可能の為、風向きによって長期間離着陸が禁止されるなど定時運行に支障を与えているという事もあり、ウランバートルに就航している航空会社の数は極めて限定的となっています。

そうなると今のホテルの数では対応できません。
その辺を見越して国際的なホテルの建設も予定されています。

資源の話に戻ります。
モンゴルの地中に埋まっているのはこのOyu Tolgoiの銅や金だけではありません。

2007年現在、モンゴルのウラン埋蔵量は6万2000トンと世界の1%程度にとどまるものの、国際原子力機関(IAEA)の資料によると、未探査地域には世界最大のオーストラリアの124万3000トンを上回る139万トンが埋蔵されている可能性があるとみられています。


DSC02471_convert_20090729000126.jpg  
(モンゴル証券取引所 by ochorin)

では、モンゴルの株式市場を見てみましょう。
他のエマージングマーケットが今年の三月に大底を確認後、上昇に転じたのと比べるとモンゴル株とは大きな違いがあります。 

多くの銘柄が2008年末につけた安値からまだ動いていません。
モンゴルの市場は世界から置いていかれているという印象があります。
何故でしょう?

国内の投資家は、バブル崩壊で自信喪失です。

そもそも、国内の投資家ベースが強くない一方で、外国の機関投資家が参入する為に必要なインフラが整ってい為、海外の機関投資家の参入がありません。

日本の投資信託や、年金の運用者がモンゴルの株式市場に投資をする際、彼らにはインターナショナルなカストディアン銀行がその国にあるというのが大前提となります。

現在のモンゴルにはカストディアン銀行がありません。 

よって、現在モンゴルの投資を行えるのは、海外の個人投資家、一部のヘッジファンド等となります。

カストディアン業務とは、例えば、JPモルガン、HSBC, シティバンクなどが機関投資家に提供しているサービスです。 
彼らは投資家の市場に置ける株式の保管管理をしており、配当金、株式分割の際の確認、また、売買の際にきちんと取引がセトルするかなど、機関投資家の財産の保管人なのです。
機関投資家はこのカストディアンがない国では投資をする事ができません。

日本の投資信託の運用会社もこれが理由で、現時点でモンゴルの株式投資が技術的にできないのです。

もっというとこの国には外国の銀行が一行も進出していません。
HSBCやシティバンクといった海外でもおなじみの銀行もまだ進出していません。

市場が小さすぎるというのが理由だと思われます。 

これも、モンゴルのファンダメンタルが変われば進出を検討してくるでしょう。 

すでにある海外のカストディアン銀行が、現在モンゴル進出を検討中のようですので、
近いうちにこの問題も解決すると思います。 

この技術的な点が改善されるだけでもマーケットに変化が起きるでしょう。

そうなるとわずか330億円程度の時価総額の市場ですから、
海外の機関投資家の参入が少しでもあるとすると市場に与えるインパクトは計り知れないものがあると思います。

先週の一日の商いは14万円です。そうです、たった14万円です。

買い物もないですが、売り物もないのです。 

たった330億円の時価総額のマーケットが倍になるには大したお金は必要ではありません。 
しかも、上場会社の浮動株は限られています。

しかもバブルがはじけた後ですから、上場銘柄は割安なものがごろごろしています。

BRICSとかFrontierマーケットがまた騒がれ始めていますが、
今まだ誰にも気づかれていないモンゴル株式市場、
バブルの再来までのカウントダウンは始まっているのです。

次回はモンゴル市場に上場している個別銘柄の紹介をしたいと思います。


by ochorin

 (以上のコメントはochoriの個人的な見方であり、株式投資は自己責任でお願いします)


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Re: Re: 嵐の前の静けさ、バブルは寝て待て - モンゴル株式市場の見通し

> モンゴル株に投資する方法をお教え願いませんか

別府様
返事が遅くなりましてすみません。 最近アップデートしておりませんで。
モンゴルで最大手の証券会社はBDSECという会社です。
こちらには日本語が分かるモンゴル人の方がいらっしゃるので、
  ↓
jpnbdsec@yahoo.co.jp
に連絡をされたらよいと思います。
こちらで口座を開け、
送金をして、
注文をする
の順番です。
どの銘柄を買ったらいいかは彼らもアドバイスをくれると思いますが、
口座を開けてからでもまたご連絡ください。
最近海外の機関投資家の投資も少しずつ始まったようです。
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